WEBキャスターの部屋
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がんばれ宮崎

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それは今からちょうど1年前、北海道へ初めて旅行した時のこと。
ガイドさんがいやに「じゃがぽっくる」って言葉を連発します。アイヌのコロボックルの親戚か何かだろうと気にも留めなかったんですが、3泊4日の日程を終えて北海道を離れるというときガイドさんに聞いてみたら、じゃがぽっくるはカルビーが発売した北海道限定のポテトスナックで、お土産物屋さんにならんでもあっという間に売り切れてしまうほどの超人気ということでした。
なので、ものは試しと空港のインフォメーションで「じゃがぽっくるはどこにありますか?」と聞いてみたら「はい、こちらのお店で取り扱っております。」と『じゃがぽっくる取り扱い店舗一覧』というりっぱなチラシをくれて「各店舗で入荷時間が違い、すぐに売り切れてしまいますので直接お聞きください」と言われました。
・・・そこまで言われるとなんだかすごく価値のあるものに思えてきて、一番近くのお店に入り「じゃがぽっくるありますか?」と聞いてみました。そしたら「あー、売り切れですね」といかにも『今更あるわけないでしょ、こまったお客さんだね』と言わんばかりの口調。隣のお店でも「入荷数が少ないのですぐ売り切れるんですよね」とつれない返事。こうなるとがぜん私の「じゃがぽっくる」メーターはうなぎのぼり。何が何でも購入して帰りたくなってきました。
しかし、他のお土産を買う時間を犠牲にしてすべての店舗を回ったのにどこも売り切れ、または本日未入荷。初北海道の楽しかった思い出はすべてブルーに塗り替えられてしまい、失意を抱えながらやむなくゲートをくぐりました。
搭乗口の待合室で搭乗を待っていたとき、同行の添乗員さんが「吉田さん、じゃがぽっくる買えました?」「ぜーんぶ聞いたけどありませんでした」というと「え?買えなかったんですか?私たった今買ってきましたよ!」と言うではありませんか!私は一度くぐったゲートを飛び出し添乗員さんが手に入れたというお店に走りましたが、時すでに遅し。売り切れてしまっていました。その後、20分後には入荷するというお店の前でしばらく粘りましたが、「搭乗が始まった」という友だちの電話でゲームセット。思い切り大きな忘れ物をして北海道を後にしました。

「じゃがぽっくる」。北海道に渡る前は、いや数日間過ごしてもなおその存在すら知らなかったのに、何故にそこまで私は魅了されてしまったのでしょうか。帰宅してネットでお取り寄せできることを知りましたが、すでに熱が冷めてしまい、送料が惜しく注文しませんでした。だけど今、『とくダネ!』で取り上げられるほどさらにブームは拍車がかかっているようですね。
そして1年後、こんな形で私は夢にまでみた「じゃがぽっくる」に出会うことになるとは思いませんでした。その顛末はまた次の機会に。


  1. ゆたぴょん さんのコメント:

    じゃがぽっくる、おいしいですよね。
    僕も何度か、おみやげでいただきました。
    ちなみに、「おいもぽっくる」って知ってます?