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がんばれ宮崎

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This is the archive for 15 September 2007

昨夜、アゲインビル2F宮崎キネマ館で自殺をテーマにした映画「ブリッジ上映会&トークショー」が行われました。40人を超えるお客様が来てくださいました。

「ブリッジ」はアメリカ・サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジが自殺の名所となり、建設以来1300人もの人が身投げをしているという事実を知ったスティール監督が、自殺防護網を設けようと世論に訴えるため作ったドキュメンタリー映画です。映画の中に実際に身投げをしてしまう人の映像も撮っているので、とても衝撃的な内容となっていて、本国でも賛否両あったそうです。遺族や親しい友人たちのインタビュー、また身投げしたものの奇跡的に生還した人のインタビューなどもつづられており、「タブー」に真正面から挑んだ映画といえるでしょう。

この映画の上映後、東京自殺防止センターという電話相談事業や遺族支援を行っている団体の代表、西原由記子さんのお話を聞きました。「今から死にますといって電話をかけてくる人もいます。だけど本当に死にたいんだったら電話なんかしないでしょ。やはり、気持ちの揺れ動く中で少しでも生きられる可能性に賭けて電話してくるのだと思います。」と話す西原さんの言葉がとても印象的でした。

西原さんに「相談されたとき、どうすればその人の心に寄り添うことができるのか」と、私が個人的に聞いてみたかった質問をぶつけてみました。「無条件・無批判に聞くことが第一条件」との答えでした。自分の価値観ではかるのではなく、「その人」が「今」どう感じているのかが大切なのだそうです。「どんなふうに辛いの?」「今どういう気持ちなの?」とその人自身の感情を話してもらうことなのだそうです。私は誰かに相談されたとき、「それはこうなんじゃない?」と分析したり、「こうすればいいんじゃない?」なんて余計なアドバイスをしてしまいますが、それは決して心に寄り添うことにはならないのですね。うまくここで言葉にするのが難しく皆さんには伝わらないかもしれませんが、少し分かった気がしました。

お話を聞いていて西原さんの心の根底に流れているものは「ほっとけない」ということでした。「こういう事実がある」ということを知ってしまうと確かにほっとけなくなります。
人はそれをおせっかいと呼ぶかもしれませんが、おせっかい焼きがたくさんいる社会は
とても温かい場所なのでは・・・そんな風に思いました。