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This is the archive for October 2007

今日も先週末に行った日之影町の紹介です。
日之影という町にはたくさんの民俗芸能が残っています。
神楽・農村歌舞伎・人形浄瑠璃・・・。
先日のイベントではそれらが披露されました。

宮崎県内唯一の農村歌舞伎・大人(おおひと)歌舞伎。宮崎県の無形民俗文化財に指定されています。



200年以上も前、豊臣秀吉の時代に日之影町大人地区を治めていた甲斐宗摂(そうせつ)の死を悼み、地区の農民が宗摂の好んだ芝居で供養をしたのが始まりだそうです。 衣装・舞台装置・セリフ回し・立ち回り。どれも本格的で見応えがあります。今年の演目は十八番の『義経千本桜・道行き』。ALTと国際交流員の外国人2人も役者になって舞台に立ちました。私は以前「大人歌舞伎」を「おとなかぶき」と読んでしまい、「大人歌舞伎があるなら子ども歌舞伎もあるんですか?」というとんちんかんな質問をしてしまったことがあります。



こちらは宮水地区に伝わる「宮水人形浄瑠璃」です。娯楽の少なかった時代は大人歌舞伎と並んで人気だったそうです。こちらは明治時代に日之影によく訪れていた人形の一座を宮水地区の芝居好きの4人がまるごと買い取ったのがきっかけでこの地に伝わりました。
しかし、人形遣いの技はとても難しく、後継者を育てるのは容易ではありません。でも役場の人を始め、以前若い頃に人形遣いの技を身につけていた方々の努力で一時は途絶えていた物を復活させました。この日の演目は「傾城(けいせい)阿波の鳴門」。事情があって親子の名乗りを上げられない母と娘の悲しみがせつせつと演じられ、不覚にも涙してしまいました。この宮水に伝わる人形浄瑠璃の演目はいくつもあるらしいのですが、人形遣いの後継者が少ないため、登場人物が少ない物に限られてしまっているそうで、残念です。

その他、今年3月に県の無形民俗文化財に指定された「団七踊り」というのがあります。これは仙台の下級武士の娘であった姉妹の、父の仇討ちの物語を踊りにした民俗芸能です。
不思議と他県から伝わった物が日之影の伝統文化として保存されているのです。
こういった伝統文化に触れるにつけ、日之影の他者の許容性の高さを感じるのです。
私が年に数回行っても、町民の皆さんがとても喜んで歓迎してくれ、仲間のように迎え入れてくれる。昔からそのような土壌だったのだろうなあと感じます。だから、私はいつも日之影に行くときは「ただいま!」という気持ちになれるのでしょう。

日之影は宮崎県で初めて「森林セラピー基地」に認定されました。日之影の森に癒し効果があるということが国の調査で科学的に証明されたのです。森に癒してもらいながら仕事してるのだから、どんなにハードスケジュールだとしても疲れないはずです。日之影&台湾。どちらも甲乙つけがたい、私の癒し系です。

今日は日之影からアップします。
毎年この時期恒例の町をあげての盛大なおまつり「ひのかげ渓谷まつり」(去年までは三大橋まつりという名称で親しまれていました)の司会をしています。2泊〜3泊して日之影を満喫させてもらっています。

今日のイベントのオープニングは日之影小中学校音楽祭です。
児童・生徒数が少ないので校内の文化祭では物足りないのでしょう。年に一度はこのように町内の全ての小・中学校が一同に会し、それぞれの学校毎に合唱や合奏を披露します。日之影の子どもたちはとっても純粋なんです。



指揮の先生をまっすぐな澄んだ瞳で見つめ、
全く臆することなくお腹の底から大きな声を出して歌います。これは本当に感動的です。毎回私は涙を流してしまうほどです。美しいもの、いじらしいものに出会った時にポロリとこぼれてしまう、あのたぐいの涙です。心が洗われる思いです。
普通、中学生って特に男の子は照れて合唱コンクールなんてあまりまじめに歌いませんよね。日之影唯一の中学校、日之影中学校の男子生徒は違います。毎年の伝統となった『大地讃頌』は男子のパートがとっても元気が良く、本当に大地に響くのです。小学生はみなこの歌に憧れ「早く中学生になりたい」と思うのでしょう。



小学校の合奏も私たちが育った宮崎市内の光景とは少し違います。木琴とか鉄琴のパート、私たちの場合はピアノを習っている女の子がつとめたかと思います。しかし、そもそも人数が少ない日之影では男の子も第一線で活躍しなければならないのです。




どの学校も日頃一生懸命の練習の成果が表れた素晴らしい演奏でした。

しかし、この子どもたちを見ていると、日頃自分がいかに汚れてしまっているかを気付かされます。年に一度このこどもたちに私を清めてもらっているのです。

年に何回も日之影に訪れていると、町の方ともだんだん知り合いが増えて、すれ違う毎にあいさつをします。だんだんここが私のふるさとのように思えて来ます。
青雲橋、五ヶ瀬川、戸川地区の石垣や棚田、トトロが住んでいそうな深い山々…。
素晴らしい観光資源がたくさんあるところで、さらに町民の方がみな純粋で温かい。
ここはまさに癒しの町です。たくさんの人にゆっくり訪れて、骨休めをして欲しい、台湾に並ぶ私のオススメスポットです。

それは今からちょうど1年前、北海道へ初めて旅行した時のこと。
ガイドさんがいやに「じゃがぽっくる」って言葉を連発します。アイヌのコロボックルの親戚か何かだろうと気にも留めなかったんですが、3泊4日の日程を終えて北海道を離れるというときガイドさんに聞いてみたら、じゃがぽっくるはカルビーが発売した北海道限定のポテトスナックで、お土産物屋さんにならんでもあっという間に売り切れてしまうほどの超人気ということでした。
なので、ものは試しと空港のインフォメーションで「じゃがぽっくるはどこにありますか?」と聞いてみたら「はい、こちらのお店で取り扱っております。」と『じゃがぽっくる取り扱い店舗一覧』というりっぱなチラシをくれて「各店舗で入荷時間が違い、すぐに売り切れてしまいますので直接お聞きください」と言われました。
・・・そこまで言われるとなんだかすごく価値のあるものに思えてきて、一番近くのお店に入り「じゃがぽっくるありますか?」と聞いてみました。そしたら「あー、売り切れですね」といかにも『今更あるわけないでしょ、こまったお客さんだね』と言わんばかりの口調。隣のお店でも「入荷数が少ないのですぐ売り切れるんですよね」とつれない返事。こうなるとがぜん私の「じゃがぽっくる」メーターはうなぎのぼり。何が何でも購入して帰りたくなってきました。
しかし、他のお土産を買う時間を犠牲にしてすべての店舗を回ったのにどこも売り切れ、または本日未入荷。初北海道の楽しかった思い出はすべてブルーに塗り替えられてしまい、失意を抱えながらやむなくゲートをくぐりました。
搭乗口の待合室で搭乗を待っていたとき、同行の添乗員さんが「吉田さん、じゃがぽっくる買えました?」「ぜーんぶ聞いたけどありませんでした」というと「え?買えなかったんですか?私たった今買ってきましたよ!」と言うではありませんか!私は一度くぐったゲートを飛び出し添乗員さんが手に入れたというお店に走りましたが、時すでに遅し。売り切れてしまっていました。その後、20分後には入荷するというお店の前でしばらく粘りましたが、「搭乗が始まった」という友だちの電話でゲームセット。思い切り大きな忘れ物をして北海道を後にしました。

「じゃがぽっくる」。北海道に渡る前は、いや数日間過ごしてもなおその存在すら知らなかったのに、何故にそこまで私は魅了されてしまったのでしょうか。帰宅してネットでお取り寄せできることを知りましたが、すでに熱が冷めてしまい、送料が惜しく注文しませんでした。だけど今、『とくダネ!』で取り上げられるほどさらにブームは拍車がかかっているようですね。
そして1年後、こんな形で私は夢にまでみた「じゃがぽっくる」に出会うことになるとは思いませんでした。その顛末はまた次の機会に。

大宮高校の創立120周年を記念し、大宮高校の制服を着た「大宮リカちゃん」が発売されることが決まり、大宮出身者はその話題でもちきりです。私にも大宮の先輩からメールで情報が回って来ました。



子どもの頃夢中になったリカちゃんがこれまた懐かしい我が母校の制服を着てる・・・
しかもこのチラシ、背景が大宮高校の校舎なんです!なんとノスタルジーをそそられることでしょう。ミクシイの大宮サイトでは大騒ぎだというのもうなずけます。

この「制服リカちゃん人形」は、聞くところによると鹿児島の甲南高校が作り、とても好評だったということで、大宮の弦月同窓会の理事が「大宮でも作りましょう」と提案したそうです。ところが、年配の理事たちは「そんなもの売れるわけがない」とはじめは全く相手にしなかったんですが、大宮同窓会の副会長や若手の理事たちが頑張り、ようやく発売にこぎつけたそうです。このメールが回ってきたとき私は「なんて斬新なアイデアなんだろう」とオオウケでしたが、実は私の父は理事で、始めは反対していたうちの1人だったということが後でわかりました。だけどサンプルの大宮リカちゃんを見た父はあっさり「カワイイナア」と寝返り、今や私とワリカンで買うことをもくろんでます。



「大宮リカちゃん」は冬服・合服・夏服と3タイプあり、1体5980円だそうです。限定4000体しか販売されないので、欲しい方は急いで注文した方がいいということでした。2人の妹たちも大宮出身なので、1種類ずつ買おうかな。まみさんえいみさん、どう?

10月はイベントシーズンということもあり大忙しの毎日です。というわけで、このにっきの更新が途切れがちになってしまっていることをお許しください。

今日は私がせっせとヒマを見つけて通っている女性専用のジム「カーブス」のかわいい店長と、同じくカーブス仲間で台湾に一緒にいったまきちゃんと3人で、これまたカーブスのメンバーの方のライブを見に行きました。
『modi-3』という女性3人のボーカルユニットのジャズとボサノバのライブで、ディナーショー形式で行なわれました。宮崎ではトップクラスのミュージシャンたちをバックに従えた若く美しい3人の女性たち。それぞれの持ち味の声を生かしたソロと、厚みのある美しいハーモニーに魅了されてしまいました。



『modi-3』とは数年前、あるパーティで一緒に仕事をしたことがあります。アトラクションのゲストとして大人の雰囲気でパーティに花を添えていました。すっかりファンになった私は彼らの単独ライブに足を運んだこともあるほどです。

と・こ・ろ・が!
カーブスで毎日のように顔を合わせ、親しく言葉を交わすようになったたえちゃんが、まさかmodi-3のメンバーだったとは!うかつにも全く気づいていませんでした。今日ステージで歌うたえちゃんはジャージ姿よりもとてもとても輝いていて、かっこよかったです。
私ももっともっと練習して、あんな風に歌えるようになれたらいいな。良い刺激をもらった一夜でした。

今日は96才の聖路加病院理事長『日野原重明』医師の「いのちの授業」の見学に参加させていただきました。

日野原先生は『いきかた上手』などの著書でご存じの方も多いでしょう。私がボランティアをしている(財)日本ユニセフ協会の大使になられたご縁で、今日広瀬小学校で行なわれた日野原先生の授業を見学することができました。



授業を受けたのは4年1組の38人の児童です。とても元気の良い広瀬小校歌の歌声に包まれ日野原先生が登場。日野原先生が即興で指揮をとりはじめると、子どもたちはまっすぐな瞳で先生の指揮を見つめ、ますます歌声が大きくなるというとても良いシーンでした。

45分の予定をオーバーし、1時間に及んだ「いのちの授業」。子どもたちに将来の夢を聞いたり、聴診器を子どもたちにつけさせ、自分の心臓の音や友だちの心臓の音を聞かせました。自分は命を与えられていて、友だちも同じように生きているんだということを体験させました。また、命や時間など、目に見えないものですごく大事なものがあると説いた上で、「時間を使うことは命を使うことである。ただ長生きすることだけではなく、その命をどんな形で使うかを自分で決めていくことが、これから大人になる皆さんの最大のテーマです」と話されました。やはり96歳の方の言葉には重みと有無をいわせぬ迫力がありました。



先生は全国の小学校を周り、小学4年生、10才の子どもたちに「いのちの授業」を行なっています。この授業の先生と生徒の年の差はなんと、86歳。今日の10歳の胸には日野原先生のメッセージがどのような形で届いたのでしょうか。



実はこの「いのちの授業」の一部始終が収録され、MCN宮崎ケーブルテレビで放送されます。放送スケジュールは以下の通りです。
チャンネル1(アナログ1ch、CATV001ch、地デジ111ch)
●6日、13日(火)・・・10:00〜10:45 
●8日、15日(木)・・・24:00〜24:45
●10日、17日(土)・・・13:00〜13:45   
●11日、18日(日)・・・8:00〜8:45、17:15〜18:00

チャンネル3(アナログ3ch、CATV003ch、地デジ112ch)
●5日、12日(月)・・・15:00〜15:45    
●7日、14日(水)・・・10:00〜10:45
●9日、16日(金)・・・25:00〜25:45    
●10日、17日(土)・・・9:00〜9:45
●11日、18日(日)・・・12:00〜12:45

日野原先生のいのちのメッセージを受け取れるのはけっして子どもさんだけでは無いはずです。ぜひ皆さんもご覧下さい。

今や宮崎県ナンバーワンの観光スポットとなった宮崎県庁。
夏休み期間中には団体のツアー客や家族連れであふれ、みんな宮崎県庁をバックに記念撮影をしていました。
夜のライトアップや県庁カフェ、元お笑い芸人の県庁マンによる県庁ツアーもお目見えし、
まず県庁からひと味違った宮崎県に生まれ変わっています。

宮崎県庁は私の家から車で5〜6分。今まで仕事の打ち合わせでいくくらいしか用事が無く、県庁舎に対し特別な思いもありませんでした。ところが、今日東京の知人が仕事で宮崎を訪れ、ランチを一緒に食べたんですが「せっかくだから県庁の写真撮って行こうかな」と言うではありませんか。その方は宮崎にはしょっちゅう来ている人で、どちらかといえばクール、「観光地なんてどこでも一緒でしょ、フフン」ってな感じの方だったので、その反応に驚いてしまいました。それで、もしかして、このにっきをお読みの全国に皆さまにも宮崎県庁の写真をご披露しようかと思いつきました。



宮崎出身の方には懐かしく感じていただき、そうでない方には「ここに知事がいるのかあ」とでも思っていただければと思います。そうそう、最近県庁の正面玄関に知事の出待ち入り待ちをするおじいちゃんおばあちゃんがいっぱいいるそうですよ。

本当はいつごろ建てられたのかとか、建築士はだれか、とかの情報も入れたかったんだけど、何も資料がないのでご勘弁を。ご存じのかたがいらしたら是非教えて下さい。最近は個人むけの県庁ツアーも出来たようですので、興味のある方は参加してみたらいかがでしょうか?

「台湾アドレナリンの旅」シリーズをようやく打ち上げホッとしています。
たくさんの皆さまにご感想をお寄せいただきありがとうございました。
現在台湾の歴史について書くために今準備中です。できるだけわかりやすく書きたいと思っています。それにしても、歴史を調べるって簡単じゃないですね。少し時間をいただきたいと思います。

ところで、ずいぶん秋めいてきましたね。秋はブライダルのシーズンでもあります。今日は私も結婚式の司会のお仕事でした。SさんKさんという素敵なおふたりでした。

おふたりは7年前にメールで知り合ったそうです。それからおよそ5年はメールだけのやり取りが続きましたが、2年前初めて会い、そこから恋愛が始まりました。新郎さんは新婦さんがかわいくてたまらないといった様子で、末っ子の新婦さんも新郎さんをお兄さんのように感じ、頼っている感じでした。
今日の披露宴、特に際だっていたのは、新婦さんの美しさでした。白無垢でのお出迎え、色打ち掛け白ドレスと、とても清楚で美しかったです。そして、2回目のお色直しは黒のイブニングドレスにリーゼントのヘアスタイル!端正なお顔立ちによくお似合いで、きりりとした内面が現れたかっこいい花嫁さんでした。



新郎さんは一人っ子、新婦さんはお兄ちゃん2人の末っ子、唯一の女の子とあって、とても愛のあふれた感動的な結婚式でした。新婦が家族にあてて書かれた手紙もとてもストレートな思いがいっぱいに詰まっていて、私も思わずもらい泣きしてしまいましたよ。新郎さんは自衛隊におつとめなんですが、自衛隊の同僚のみなさんや同級生のお友だちも楽しい余興で盛り上げてくれました。お客さまも力を合わせておふたりの門出を飾るとても良い結婚式になったと思います。

これからもどうぞお幸せに。

9月24日から26日の2泊3日で4回目となる台湾に旅行に行ってきました。
今日からこのお部屋で台湾旅行記を書きます。私の大好きな台湾の魅力が皆さまに伝わるととても嬉しいです。

初日、午前10:10のチャイナエアラインで福岡から出発。前日はえびので仕事だったので、深夜1時に福岡のホテルに入り、2時就寝&6時起床。機内に乗り込むとすぐさまエア枕をふくらませマスクをかけて、睡眠環境を整える。飛び立った時にはすでに夢の中。まったく覚えていません。

CAに起こされ機内食をもらいましたが、着いてからすぐ昼食の予定だったので、ほんの一口味見程度に抑え、またもやすぐに睡眠に戻りました。
フライトはたった2時間半。ふと目を覚ますと眼下に青い海が広がる。「台湾が近いな」と脳内アドレナリンが噴出してくるのを感じました。



すんなりとイミグレーションを済ませいよいよ台湾へ入国。2年ぶりの台湾の空気を思い切り吸い込む。その後タクシーで今回の旅のメインイベントのひとつである高鐵(台湾新幹線)の桃園駅へ移動。今年2月に正規運行が開始された開始されたばかりの新幹線です。(宮崎に住んでいると日本の新幹線にもあまりなじみがないので、是非乗ってみたかったんです)



運賃は160元(およそ480円)という信じられない安価!台北駅まであっという間の20分でした。(タクシーでは50分かかります。1200元)



今回は台北でひょんなことで知り合った王(ワン)ちゃんに案内してもらうことになりました。ホテルで合流し、永康街に向かいます。
お昼は超有名な『鼎泰豊』で小龍包をと思いましたが、40分待ちのすごい行列だったので、並ぶのに慣れない宮崎人はすぐにギブアップ。台中出身のワンちゃんはお目当ての鼎泰豊のアテが外れ困った顔をしてましたが、私が「じゃ、近くにいろいろあるから別のとこに行こう」とずんずん案内を始めたのでびっくりしてました。歩いてすぐの『高記』に入り、普通の小龍包とカニ味噌小龍包を食べました。



期待通りアツアツの肉汁がぴゅー!「おいしい!アツイ!おいしい!アツイ!」と美味しんぼばりのリアクションをしながら食べました。

ここは永康街。ここに来たらアレははずせないでしょうと、『冰館』でマンゴピンを食べました。ワンちゃんも大好きと言ってました。



どうですか!この迫力!かき氷のトッピングではなく、マンゴーの添え物にかき氷って感じの吉田愛美イチオシの台湾スイーツです。幸いほとんど並ばずに食べられましたが、たとえここは40分待ちでも私は食べます。一緒に行った」まきちゃんにもずーっと話していたので、まきちゃんも相当ここを楽しみにしていた様子。みんな笑顔バクハツで完食。



日本人観光客もたっくさん来てました。

(明日に続く)

永康街でお腹がいっぱいになった後、地上101階建て現在世界一の高さを誇る「台北101」へ。2005年に7年の歳月をかけ完成した台北の新しいランドマークです。



ショッピングセンターにもなっていて、スーパーブランドのお店も数多く入っています。

このビルの89階に展望台があります。入場料は350元(およそ1050円)と高いんですが、いつも行列が出来るほど賑わっています。展望台まで上がるエレベーターが毎分1010m(時速60.6km)で上昇し、約382mの高さをなんと37秒で登り切ってしまうんです!このエレベーターには世界初となる「気圧制御システム」が導入されているため不思議と耳が痛くなったりもしません。ちなみにこのエレベーターは日本の東芝製。新幹線といいこのビルといい、台湾には至る所に日本の技術が生かされています。

ただでさえ台風の多い台湾。これだけ高いとかなり風の影響を受けてしまいます。そこで活躍しているのが、この「ダンパー」と呼ばれる巨大なおもりです。



重さ660トン・直径5,5メートル。40%もの揺れを抑えてくれ、耐震性を高めています。

89階の展望台は360度の壁がガラス張りで台北市内を一望出来ますが、実はさらに階段で2階上がると外に出ることが出来ます。



天気が悪いと目の下に雲が来て全く見えないこともあるそうですが、ラッキーなことにこの日はとても天気が良く遠くまで見渡すことができました。



高いところが大好きな私。ずっとここいたい感じでした。ちなみに、今回私たちは行きませんでしたが、ここの地下にあるフードコートは台湾各地のいろんな食べ物が一堂に集まっているので、時間のない旅行者には人気が高いですよ。

さて、今回一緒に台湾に行ったまきちゃんは、私がハマっている女性専用のジム「カーブス」仲間です。カーブスには「トラベルパス」という制度があり、世界中どこのカーブスにも行けます。せっかくなのでこの日の夕方行ってみました。天母という外国の領事館や日本人学校などがある異国情緒あふれるおしゃれなエリアにあります。日本人の奥様方のメンバーも多いそうです。大体の場所は地図で調べて行ったのですが、ビルの入り口とエレベーターがたくさんあってわかりづらく、近くのお店の人に聞きながらようやくたどり着きました。



カーブスではアマンダさんとジェイミーさんという日本語・英語ペラペラの元気なインストラクターが出迎えてくれました。



宮崎のカーブスとほとんど変わらない雰囲気でいつも通り楽しく30分のトレーニングをしました。異国の地で温かく出迎えてもらって、わざわざ重たいスニーカーを抱えていった甲斐がありました。

さあ、次回はこの日の夜のお食事です!初めて食べた台湾名物などをたっぷり堪能しました!明日に続く!

台湾旅行記3日目になるのに、まだ初日です。いったい何日の連載になるんだろう??

さあ今日は、初日の夜食べた晩ご飯のグルメリポートです!
カーブスに行ってグロッキーになるまで頑張り、すっかりお腹は
ペッコペコ!



初めて台湾の郷土料理の有名なお店「欣葉(シンイエ)」に行きました。
まず最初にオーダーしたのは台湾ビールにぴったりの『大腸』、いわゆるホルモンです。しっかりとしたしょうゆ味でやわらかな歯ごたえの大腸。これと合わせていくらでもビールが進みます。かなりキケン!



そして、台湾の名物と知りながら、これまで口にすることがなかった『生しじみの醤油漬け』。これは絶品です!「これしじみ?あさりじゃないの?」って思うくらい大ぶりのしじみが殻ごとしょうゆに漬け込んであります。



そして、さらに味わいをひきたたせているのが、写真にも白く写ってるまるごとのにんにくです。指でしじみの殻を優しく押し開いて口をつけ、ちゅっと吸います。とろけるような食感の貝がキョーレツなにんにくの香りと共に口にすべり込んでくるのです。なぜ今まで3回もチャンスがあったのに食べなかったのか、私のバカバカバカと自分を責めるほどでした。『生しじみの醤油漬け』は大・小と皿のサイズが選べますが、迷わず大をオーダーすることをオススメします。

次に、『切り干し大根の卵焼き』です。あっさりとした塩味の卵料理なんですが、香り高い干し大根の歯ごたえがなんともいえない味わいです。まさにお袋の味。ちょっとホッとするお料理です。






画面奥にある春巻きみたいなのは『潤餅(ジュンピン)』です。台湾式クレープと言ってもいいかな、夜市の屋台でも見かけるポピュラーな食べ物です。もやしやキャベツ、そして、甘いピーナツの粉が巻かれています。台湾はサンドイッチのマヨネーズが甘かったり、意外なところで甘いモノが合わせられています。はじめはびっくりしますが、慣れるととてもおいしいですよ!



台湾は牡蠣もよく食されています。これは『牡蠣と豆鼓(トウチ)の炒め物』です。台湾の牡蠣は高鍋のそれのように小粒です。それに中国の納豆「豆鼓(トウチ)」と長ネギを一緒に炒めてあります。豆鼓自身が塩辛いので全体的に味が濃いですが、これまたビールのおつまみになってしまいます。カーブス帰りで喉がからからに渇いていたため、相当ビールを飲んでしまいました。
ところで、台湾のお酒の飲み方ですが、台湾では自分のペースで飲むことが出来ないそうです。飲みたいときにはグラスを持ち上げて相手を探し、相手とグラスを合わせて一緒に飲みます。もちろん、「乾杯」はグラスを干すことです。乾杯したときは必ずグラスを空けてください(途中では干さなくてもよい)。ちなみに台湾の女性はお酒を飲む文化がありません。

さて、締めは台南名物「担仔麺(タンツーメン)」。



あっさりしたスープに柔らかめのストレート麺、上に焼き豚のようなお肉が乗ってます。この具はお店によっても違うようです。ここの担仔麺はさっぱりしたおいしさで、ある程度お腹いっぱいになっても食べられました。

台湾料理の老舗「欣葉」は台北に何店舗かあるんですが、本店がやはりおいしいという噂です。やはり屋台などに比べるとお値段が高めなので今まで敬遠していましたが、どれも本当においしかったです。

ようやく台湾滞在2日目になります。今日のテーマは「日本統治時代の歴史的建造物めぐり」です。朝6時半に起床しました。

ホテルの朝食ビュッフェがまた豪華で、夕べあんなにお腹いっぱい食べたのにまたお腹が空いてるのに自分でも半ばあきれかえりつつ、台湾の代表的な朝ご飯『豆漿(トウチャン)』という豆乳を温めて塩や酢で味付けし、ネギや桜エビ、油條(ぱりぱりに揚げたパンみたいなの)などの具を入れたのやシェフが目の前で作ってくれるオムレツやサラダやチーズやサーモンだとか・・・超豪華な朝食を食べて8時にホテルを出発しました。

まず向かったのは大変賑やかな都会の只中にある市民の憩いの公園「二二八和平公園(アールアールパーフーピングンユエン」」です。この公園は台湾が現在のような民主的な社会になる前に起こった台湾人の大虐殺「二二八事件」を記念し、この名前がつけられました。(この事件については後日改めて詳しくご紹介します)
この公園の中には日本統治時代に建てられた放送局の建物や、現在は博物館となっている台湾総督の住居などが今も残っています。



この日は「中秋節」という台湾の祝日にあたり、早朝の公園内では太極拳を楽しむ人の姿などが見られました。(写真は昔の放送局で現在は「二二八祈念館」という資料館になっている建物です。)

博物館はあいにくこの日は休みで、建物の外観を外から眺めつつ昔を偲んでいたら、どこからともなく童謡「富士山」の口笛が聞こえてきました。ふと振り向くと、台湾人のおじさんが上手に口笛を吹きながら手招きしています。近づくと、とても流ちょうな日本語で「これはね、僕が小学4年生の時に、担任のハシトミ先生が教えてくれた日本の紙ヒコーキですよ」と言って、空高く紙ヒコーキを飛ばして見せてくれました。

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このおじさんは日本が台湾を統治していた頃小学生だったようです。
仕事をリタイヤしたあと、ヒマがあればこの公園に来て、子どもたちに紙ヒコーキを作ってあげたり、作り方を教えてあげたりしているそうです。それから延々30分ほど、おじさんは私たちにも作り方や飛ばし方をレクチャーしてくれて、さらに自分が長年集めた面白い日本語集のコピーをくれたりしました。(例えば「すべって転んで大分県」などです、かわいいでしょ)


台湾に行くと、このようなおじいさんやおばあさんに良く遭遇するのです。自分がいかに上手に日本語を話せるかとか、昔自分が日本人だった時代、日本の軍隊でどれだけ活躍したかなどを、それはそれは懐かしそうに語って聞かせてくれます。私たち日本人旅行者に向けるまなざしはとても温かです。初めて台湾を訪れた時私は「日本はアジアの嫌われ者」と思っていたために、そんなおじいさんやおばあさんにとまどいを覚えました。しかし、訪台を重ねるごとに、彼らは日本が大好きなのだということに気づきました。それはどうしてか・・・これは台湾の歴史が大きく関係しています。相当長くなってしまいそうなので、また日を改めて書きたいと思います。今日はここまで。明日をお楽しみに。

昨日ご紹介した「二二八和平公園」からほど近いところに「総統府」があります。かつて日本の植民統治時代、この建物は「台湾総督府」として機能していました。(『台湾国民中学歴史教科書』では戦前日本が台湾を統治していた頃を「日本植民統治時代」と表記してあるそうです。私の日記の表現もこれに倣います)建物の竣工は1919年。第四代台湾児玉源太郎が建設、当時流行していたヴィクトリアン・ゴシック様式の流れをくむ、辰野金吾がデザインした「辰野式」の建物です。真ん中のそびえ立つ棟が青空に映え、堂々とした威厳を放っていました。この建物はいまだ現役で、台湾政府の中枢をなしています。(ご指摘があり、一部文章を訂正しました)



これまでは車の中から「これが総統府かあ・・・」という程度で、こんなにじっくり見たのは初めてです。そして・・・
建物の前方両脇に青い大きな看板がありました。



「台湾を国連に」というキャンペーンのサインでした。現在台湾は日本・韓国に次ぐアジア第3位の経済大国ながら中国との関係もあり、国連には独立国家と認められていません。多くの台湾国民の悲願である国連加盟キャンペーンが、現在国内外で繰り広げられているのです。
この総統府は憲兵に守られており、通常は一般の人は入ることは出来ません。ただし、毎偶数月の第一日曜日は全館が公開されるそうです。運良くこの時期に台湾にいらっしゃれば、ぜひ見学してみてください。

さて、お待たせしました、この日のランチです。
台北ではいろいろな中華料理を食べることが出来るのですが、香港が誇る飲茶も例外ではありません。ただし、飲茶のワゴンサービスとなると話は別です。数少ないワゴンサービスの店として有名なのが『兄弟大飯店』の飲茶レストランです。この日は祝日ということもあり、お昼時にはたくさんの家族連れでほとんど満席状態でした。
私たちが運良く座れた席にもアツアツの飲茶が次々と運ばれて来ました。小姐(シャオジエ)たちはすべての小皿を薦めてきます。NOと言えない日本人には断るのはとても辛いんだけれども、全部を取っていては好きなモノが食べられなくなってしまうので、ココは心を鬼にして、好きなものだけを首を縦にふってテーブルに乗せてもらいます。



私たちがこの日食べたのは『鶏の足を甘辛く煮たの』『大根餅』『エビしゅうまい』『エビ餃子』『豆苗の炒め物』『仔豚の皮をぱりぱり焼いたの』『チャーハン』その他です。鶏の足はなかなかリアルなかたちです。



ほとんどが骨ですが周りの皮を食べます。日本人は見た目で敬遠する人も多いんですが、頼もしいことに初台湾のまきちゃんもしっかりついてきてました。
大根餅は大根をすりおろしたものにお米の粉か何かとハムを混ぜて蒸し、フライパンで焦げ目をつけた人気メニューです。



私は特別大好きで台湾で必ず食べるもののひとつです。ワゴンでなかなか来なくて、何回も小姐に直接頼んでやっとありつけました。もちもちとした食感でほんのり塩あじで、めっちゃおいしいです。う〜また食べたくなってきた。


さあ、腹ごしらえして午後の見学に出発。続きはまた明日。

今朝の出勤があまりに早かったので夕べは台湾アドレナリンの旅を1日お休みさせてもらいました。

私は生粋の日本人で、台湾に親戚はいないんだけれども、2年前に知り合ったなんだかイトコのお姉ちゃんの様な存在の友人がいます。それがいつも台湾式シャンプーをしてもらっている「MOMA」っていうヘアサロンの美人姉妹です。訪台のたびに訪ねています。今回初めて台湾式シャンプーを体験したまきちゃんが写真のモデルです。



2年前初めて台湾に行ったとき、ガイドブックで「台湾式シャンプー」なるものがあると知り、体験してみようということになりました。台湾式シャンプーは不思議なことにイスに座ったまま泡をいっぱいたてながら、さらに頭皮をたっぷりマッサージしてくれるというとーっても気持ちいいモノです。ガイドブックで紹介されているようなお店は避け「頂好(ディンハオ)」というおしゃれなデパートやヘアサロンの集まっているエリアに行き、自分たちの感覚で飛び込むことにしました。すると大通りからずいぶん奥まったところに、いかにも私たちを手招きしているかのような店構えのお店がありました。店に入り「台湾式シャンプー出来ますか?」と英語で話しかけると「日本語大丈夫ですよ」とお店の2人の女性からとても流ちょうな日本語で返され、すごく驚きました。聞けば2人は姉妹で、妹のミコさんは東京に8年も暮らし美容を学んだということ。またお姉さんのウエンディさんも長いこと日本語を勉強しているとのこと。すごい偶然に何か運命的なものを感じた私。安心して初台湾式シャンプーを体験させてもらいました。
いろんな会話をしながら仲良くなると台湾の伝統的なお菓子を出してくれ、さらにわざわざ近くの市場に買いに行ってまで、私たちにお土産をくれたんです。シャンプーの気持ちよさもさることながら、おふたりの温かい人柄に触れ、胸を熱くしながら店を出ました。


(まきちゃんもあまりに気持ちよさに沈没寸前!)

半年後、また別の友だちと一緒にそのサロンを訪ねました。2人は変わらぬ温かい笑顔で出迎えてくれ「時々アイミは元気にしてるかなって話してたのよ」なんて嬉しいことを言ってくれて、その夜は妹のミコさんと晩ご飯を食べることになりました。ミコさんはすぐ近くの夜市に案内してくれ、いろいろとご馳走してくれたのです。その半年後にまた別の友だちと行った時にも同じです。その友だちは「なぜこんなに親切にしてくれるの?」って感激して涙を流したほどです。旅先でこういった親切に触れると余計に感激するものですよね。
もちろん、今回も日本からお土産を持って2人を訪ねました。この日は中秋節という台湾の祝日にあたり、いつもは夜9時まで営業しているMOMAも夕方4時に閉店するとのこと。


(右がお姉さんのWendyさん)
サロンは大忙しでしたが、2人は大歓迎してくれました。シャンプー後はていねいに髪をブローしてくれて、くせ毛の私もこの時ばかりは別人のようです。台湾人のワンちゃんもシャンプーしてもらってきれいに毛先をカールしてもらいました。これでなんと1人250元(およそ750円)安いでしょ!


(妹のミコさんです)
私の台湾訪問の楽しみのひとつはこの2人に会うことなんです。台湾の政治のニュースを見るたびにとにかく2人が幸せであるといいなーって願っています。そして旅を楽しむには、ガイドブックに載っているような観光化されたお店ばかりでなく、少しだけこんな風に冒険してみるのもいいなあってつくづく思うのでした。(台湾は治安は良いとはいえ、海外です。100%安全とも言えません。私の行動を参考にされる場合は安全確保には充分留意してください。このMOMAの連絡先などを知りたい方はコメント覧にその旨お書きください。)


(お母さんと一緒に来ていた子どもと記念撮影
 最初はかなり照れていやがっていた)

総統府から二二八和平公園、そして台湾大学付属病院を抜けて、徐州路をてくてく歩くこと20分。このあたりは政府の中枢や大学などが集中しているとてもアカデミックな雰囲気のエリアです。通りには街路樹があり、木陰を歩くときは涼しさを感じます。

たどり着いたのは、旧台北市長官邸。日本の植民統治時代の末期1940年に建てられた、台湾には珍しく木造瓦屋根の和風の建物です。戦後歴代の台北市長が実際に生活をしていた歴史的建造物ですが、現在は『市長官邸珈琲館』として一般に開放されています。



入り口には大げさな看板など無く、まさに誰かのお屋敷といった雰囲気。お店の方に聞くと李登輝さんも市長時代に住んでいたそうです。



『市長官邸藝文沙龍』の「藝文沙龍」というのは文化芸術サロンという意味だそうで、
一角にギャラリーやギフトショップ、小ホールなどもありました。
カフェスペースは暖かな木の肌を生かした壁とフローリングで落ち着いたたたずまい。カラカラに乾いたのどをアイスコーヒーで癒しましたが、飲み干してもまだずっといたいというような心地よい空間でした。奥のほうには10畳ほどの畳の座敷もあり、驚きました。希望すればここでもお茶を飲んだりさせてもらえるようですよ。



お庭も純和風の作りで、池があり、鯉が泳いでいました。子どもの頃お金持ちの友だちの家には確かに池があって鯉がいたよなー、なんて懐かしい気持ちになってしまいました。



ここで豆知識をひとつ。台湾では医食同源「冷たいものは体に良くない」の観点から、あまり冷たいものを飲んだりしないそうです。というわけで、このカフェでも最初に出てくるお冷は氷が入ってないぬるーいお水。私たち日本人にとって夏の盛りにこの水は厳しいですが、決してサービスが悪いわけではないのでお許しください。どうしても冷たい水が飲みたい人は氷を入れてくれるように頼んでくださいね。

今日は私の大好きな夜市について書きます。

台北市内には大小いくつもの夜市があって、夜遅くまで多くの人たちで賑わいます。小さな市場は食べ物の屋台が中心ですが、私が必ず訪れる「士林夜市(スーリンイエスー)」は台湾でもっとも大きな夜市です。
地下鉄(MRTと呼ばれています)淡水線の「劍潭」駅で下車し、人の流れに乗って歩いて行けば迷わず士林夜市に着きます。ひとつ北に「士林」駅もありますので間違えないようにご注意下さい。私は前に士林まで行ってしまいタクシーで戻って来たことがあります。
駅から一番近いところには屋根付きの巨大な「美食街」があります。たくさんの屋台がひしめき合い、ものすごいエネルギーが渦巻いています。食事代を安くあげようと思ったら絶対に夜市です。台湾名物の牡蠣のオムレツや大流行の鍋料理、鉄板焼きの店、フルーツの生ジュース、e.t.c.・・・店の数と言ったら軽く100は越えてるんじゃないでしょうか。
変わったところでは、エビ釣りの店があって、そこで釣ったエビをその場で焼いて食べさせてくれるなんていう趣向もあります。もちろん、ペットとしてお持ち帰りもOKです。



(写真がうまく撮れてなくて、いかにもアジア的な
雑多な感じがお伝えできなくて残念です。)

ここで是非挑戦していただきたいのが「臭豆腐(チョウトーフ)」。



その名の通りものすごいニオイを放っている豆腐です。その臭さと言ったら納豆の比ではなく、数十メートル手前から「あ、臭豆腐の店があるな」と分かるほどです。ニオイの原因は発酵させてあるから。クサヤと同じような類の「腐ってるとしか思えない」感じです。
注文するとこれを油で揚げてくれて、酢漬けの白菜と辛いたれと一緒に出てきます。
揚げるとあの嫌なニオイがしなくなるから不思議。(ただ、料理そのものはニオイませんが周辺はちゃんとニオってます)サクサクした歯ごたえがやみつきになります。ただし、多くの日本人はニオイの時点で口に持って行くことが出来ません。が、今回一緒に行ったまきちゃんはこれもラクラククリア。台湾人のワンちゃんも「2人ともほんとは台湾人なんじゃない?」とびっくりしてました。

こちらは「愛玉(アイユイ)ゼリー」のドリンクです。



「愛玉子」という植物の種を水で煮出すとゼラチン質が出て固まります。これ自体には味が無いのでレモンジュースに入れて一緒にぶっといストローで飲みます。屋台で脂っこい食事をした後にこのさっぱり味が美味です。
ちなみに食べ物の屋台は美食街の中だけではなく、広い広い士林夜市の至る所に存在します。同じ物を売っている屋台もたくさんありますが、時間に余裕があるなら長い行列が出来ている方に並ぶべきです。台湾の人は美味しい店を良く知ってます。
美食街から奥に進むと衣類や雑貨、靴などを売っている店が並びます。



ちゃんとした建物の店のみならず、路上にシートをひいただけのお店もずらりと並びます。ここは本当に安いし、ついてる値段だっておかまいなしに値切れます。私もいつだったか値切り交渉をしておじさんを泣かせそうになったことがありました。ところが日本円に換算してみると150円くらいしか安くなっていませんでした。それでも台湾ではおじさんがお昼ご飯くらい食べられたかもな・・・と思うと悪くなってもうそれから値切るのはやめました。
ただし、ここでの買い物は「安かろう悪かろう」とある程度覚悟してください。また特に週末などは懐かしのまつり宮崎くらい賑わいますので、スリなどには充分注意してください。

今回は行けませんでしたが西のはずれに「華西街夜市」というところがあり、ここではヘビ料理が食べられます。ヘビ料理のお店の店頭ではヘビ使いみたいなおじさんのパフォーマンスなどがあり、気持ち悪いけど面白いです。台湾ではヘビは超高級料理で、家族のお祝い事などの特別な日にヘビを食べに行くそうです。私は台湾ではヘビは食べてませんが、以前上海で食べたことがあります。鶏肉よりももっとくさみが少なく、上品なお味でした。

明日は日之影に出張なので「台湾アドレナリンの旅」シリーズはお休みさせていただきます。次回はあさって9日夜にUPの予定です。

お待たせしました!「台湾アドレナリンの旅」再開します!

士林夜市でお目当ての「臭豆腐」だけを食べ、後ろ髪を引かれる思いで夜市を後に。本格的な夕食を食べに人気の「丸林魯肉飯(ワンリンルーロウファン)」に行きました。
「魯肉飯(ルーロウファン)」というのは豚肉のそぼろかけご飯です。台湾ではいろんな料理によく使われる「八角」という香辛料の香り高いお醤油味の豚肉のそぼろが、汁とともにご飯にかかっていてとても美味しいんです。



見た目は味が濃そうに見えますが、意外と薄味なのでおかずや麺などと一緒に食べる人が多いようです。1杯22元(およそ66円)と安さも魅力です。



このお店はバイキング形式(自助餐)になっていて、ずらりとならんだお総菜の中から好きな物を指さしてお店の人に取ってもらいます。小皿とはいえかなり盛りがいいです。それで30元(およそ90円)〜70元(およそ210円)という安さです。私たちは4人で行ってこのテーブルがぐるりと囲まれるくらいおかずを取ってしまいました。



豚の角煮、青菜の炒め物、ブロッコリーの炒め物、排骨(パイコー・台湾式トンカツ)、牛の胃袋の煮物、台湾式ソーセージe.t.c・・・旅先ではどうしても野菜が足りなくなるので野菜料理多めのチョイスです。この日は台湾最後の夜。あっという間の滞在でした。疲れと、明日には台湾を離れる寂しさ、2日間ともに過ごしたワンちゃんともう少しでお別れが迫っているということもあり、切なさが胸にこみ上げます。切なさをこらえながら、それでもこの皿数をほぼ完食したド根性胃袋の私たちでした・・・。

今回ワンちゃんといろんな話をしました。私がどうして台湾にハマったか、どんなに台湾が好きか。ワンちゃんは「私は台湾人なのにアイミほど台湾のことを知らない。これから自分の国のことをもっともっと勉強するね」そして「台湾をこんなに愛してくれてありがとう」と言ってくれました。これは本当に嬉しかったです。意外と自分の住んでるところの魅力ってわからないのかもしれないですね。おまけに「アイミは台湾の男性と結婚して台湾に住みなさい、私が素敵な人を紹介してあげるから!」だそうです。今後に期待しますか!

さあ、台湾アドレナリンの旅、いよいよ明日は最終日。帰る日ですが、最後の最後まで台湾を味わい尽くしました。明日をお楽しみに!