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がんばれ宮崎

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This is the archive for October 2010

神話ガイドの湯川です。
この度、このブログを担当することになりました。
よろしくお願いいたします。

第一回は「神宮と神社」です。
ガイドしていると、時々、質問されます。

「宮崎神宮は神宮と言い、青島神社は神社と言うのは何故ですか。」
宮崎神宮
宮崎神宮

「神宮」は、特別に許可された名称で、
大日本帝国時代(1868〜1945)の名残りです。

「神宮」と言う名称は、全国に、23社しかありません。

全国に8万社ほどある神社の99%以上が、「神社」と言う名称です。
青島神社
            青島神社

明治になって、国は、神社を、国家管理とし、
神社に、ランキングをつけました。
官幣大社、中社、小社、別格官幣社、
国幣大社、中社、小社、ここまでが、国の直営です。
この後は、県社、郷社、村社です。

一番大きい、官幣大社は、全国に、65社あり、
その内、天皇家ゆかりの神社には、「神宮」の名称を許可しました。
(一部、例外あり)
許可された数が、23社です。

宮崎では、宮崎神宮、鵜戸神宮の2社、
鹿児島では、霧島神宮、鹿児島神宮の2社、
大分では、宇佐神宮の1社です。

戦後(1945〜)は、国家管理が廃止され、
民間宗教団体「神社庁」となりました。

福岡の英彦山神宮は、戦後、「神社庁」によって、認可されました。
それで現在、九州では、以上の6社だけが、「神宮」と言う名称です。

私がガイドしていた時、ある若いお母さんから、
「宮崎の神話は、他県の民話と、違うのですか」
と聞かれました。

無理も有りません。多分この方は、神話も民話も
同じようなもの、と思っておられるのでしょう。

民話は、いわゆる昔話で、全国各地、村々に、
多くは、江戸時代以前に作られた物語です。
宮崎県にも、民話は一杯あります。
「半ぴどん」という、トンチ物語が有名です。

「鶴の恩返し」、「カチカチ山」、「竹取物語」、
狐や、蛇や、カッパのお話などなどです。

神話は違います。
西暦712年(奈良時代)に書かれた、
現存する、日本最古の「歴史書」の中の物語です。

当時の人は、日本の歴史の最初は、
天地が生まれ、神様が、この日本の大地を生んだ、
と考えていたのです。

その神様の物語が、神話です。

しかも、その舞台は、大部分が、日向(宮崎県)であり、
一部が出雲(島根県)です。

従って、神話は宮崎と島根だけにあり、
民話のように、全国各地にあるものではありません。

神社の本殿の屋根を見ると、その神社に祀ってある、
主たる神様(主祭神)が、男神か女神か分ると、
言われているのを、ご存知ですか。

それは千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)で、分ります。

屋根の左右の先端に、角(つの)のように、突き出ているのが、
千木(ちぎ)です。
千木の先端の切り口が、地上に対して、垂直な時は、男神です。
千木の先端の切り口が、地上に対して、水平な時は、女神です。

屋根に並んでいる、円筒形のものは、鰹節(かつおぶし)に似ているので、
鰹木(かつおぎ)と呼ばれています。
鰹木の数が、奇数の時は、男神です。
鰹木の数が、偶数の時は、女神です。


江田神社の本殿の屋根
主祭神は、イザナキ(男神)なので、
千木の切り口は、地上に対し垂直、
鰹木の数は、奇数です。


都萬神社の本殿の屋根
主祭神は、コノハナサクヤヒメ(女神)なので、
千木の切り口は、地上に対し水平、(写真が不鮮明で、ごめんなさい)
鰹木の数は、偶数です。



神社の拝殿の入り口、
お賽銭箱の置いてある所の上には、
注連縄が飾ってあります。
注連縄には、普通、ギザギザに切った紙が、
ぶら下げてあります。これを紙幣(しで)と言います。
そして、多くの神社では、
この近くに、鈴が吊り下げられています。

この注連縄、紙幣、鈴の三点セットで、
何を表すと、思いますか?


それは、「雷」(かみなり)を表わします。
注連縄が「雷雲」、
紙幣(しで)は「雷光」、
そして、鈴は「雷鳴」を表わすと言います。

昔の人は、雷を恐れ敬ったのでしょう。
この説を、
盛岡の宮沢賢治が、生徒に教えていたそうです。

注連縄だけには、もう一つの説があります。
「蛇の交尾」(へびのこうび)説です。
成る程、二つの縄が絡まりあっている姿は、
「蛇の交尾」に似ています。

太古から、人間は蛇が恐かったようで、
その祟りを畏れ敬い、悪さをしないよう、
神として、祀ったようです。

私は「雷」(かみなり)説が好きです。

この項は、全面的に、インターネットで調べました。
従って、詳しくは「狛犬ネット」を見てください。

狛犬は、犬ではありません。
龍と同じように、実在しない、想像上の動物です。

狛犬を、高麗(こうらい、こま)犬と、書くのは誤りです。
「こま」という発音が同じ為、昔の人が間違えたのです。
古代朝鮮の高麗という国には、
狛犬を置く習慣がなかったのです。

狛犬の役目は、魔除け、守護神、門番です。

ルーツは、インドの仏像左右の「獅子座」です。
それが中国を経由して、平安時代に日本に入り、
日本独特の「狛犬」となりました。

沖縄のシーサーも、ルーツは同じですが、
シーサーを、狛犬とは、言いません。

日本では、最初、天皇の玉座を守るために、置かれました。
その後、お寺に置かれ、最後に、神社に置かれました。
現在は、神社が多いようです。

最初は、「獅子・狛犬」と言われ、
正面に向って、右が「獅子」で、
口を開き(これを阿形、あぎょう、と言う)
角(つの)が無い、形でした。

正面に向って、左が「狛犬」で、
口を閉じ(これを吽形、うんぎょう、と言う)
角(つの)が有る、形でした。

阿吽(あうん)は、日本独特で、中国には無いようです。

現在では、左右とも、角(つの)の無いものが多く、
大昔の「獅子」の形ですが、
呼び方は、左右とも、「狛犬」と呼ぶ習慣になっています。

雌とか雄とかは、まちまちです。

落語家の三遊亭円丈師匠(1944年、名古屋生まれ)が、
狛犬研究家として、有名です。

青島神社の狛犬、正面に向って左が「うん」、右が「あ」

誰もが知っている鳥居。
地図で、神社を表すマークの鳥居。
神社の入口の門です。
ここからは、神様の領域ですよ、と示すものです。

なぜ、鳥居と言うかは、はっきりしません。
「通り居る(とおりいる)門」だから、とか、
「鶏(にわとり)が止まる所」だから、とか
言う説がありますが、「こじつけ」のようです。

鳥居の形を、よく見ると、一見、簡単なようで、
種類は沢山あります。60種類以上あると言われます。
しかし、大きく分けると、二系統です。
神明(しんめい)系と、
明神(みょうじん)系です。

鳥居の一番上の横木を笠木(かさぎ)と言いますが、
笠木が、真っ直ぐなのが、神明系。
笠木が、反っている(カーブしてる)のが、明神系です。

伊勢神宮、宮崎神宮、護国神社などは、神明系。
八幡様、春日様なども神明系です。

稲荷様、住吉様、江田神社などは、明神系。
厳島神社、青島神社などにある、両部鳥居は、明神系です。





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参道の途中に、多くは左側に、手水舎があります。
手水舎は「てみずしゃ、てみずや、ちょうずしゃ、ちょうずや」
と色々に呼んでいます。
この手水舎は、参拝の前に、身を清めるためのものです。
つまり、禊(みそぎ)の一種です。
禊の簡易型です。
参拝の前に、ここで、手と口を清めます。
禊は、「水そそぎ」の縮まった言葉なので、まさに、水で清めるのです。

柄杓(ひしゃく)の使い方に、作法、手順があります。
まず、右手で、柄杓に、水を一杯汲み、水槽の外の玉砂利の所へ持って来ます。
そして、左手に、少しだけ、水を、かけます。
次に、柄杓を、左手に持ち替え、右手に、少しだけ、水を、かけます。
次に、また、柄杓を、右手に持ち替え、
今度は、左手をすぼめ、水を注ぎ、口を、少しだけ、つけます。
最後に、柄杓の、残った水で、柄杓の柄(え)を、洗います。
次に使う人のための、礼儀としてです。
そして、最後に、柄杓を、元あった場所に、裏返しで、戻します。

以上の手順が、標準的な作法です。